【医療職】にやりがいを感じられるか
みなさん、こんちには。
コロナはもちろんそうですが、それ以外の部分においても医療職というのは、もっと社会的に大切にされても良い職種だと思います。
以前記事でお話しした事がありますが、医療職というのは「肉体労働」、「頭脳労働」、「感情労働」と全ての面の労働を行使して日々の業務を行っています。
そのため、身体的・精神的にかかるダメージはかなり大きいと思われます。
SNSを見てると、やはり医療職のやりがいよりも現状の待遇面への不満も多いですよね。
待遇というのは給料の部分だけではなく、患者さん・ご家族から見た私たちのイメージも含んで言っています。
奉仕して当たり前、患者さんの気持ちに寄り添ったケアをしていくのが当たり前というサービス業としてのイメージはあると思いますが、そもそも、そのイメージから変えていかなくてはいけないのだと私は思います。
私たちの仕事って互酬関係ではないので、いくら全力でサービスを提供しようとも、必ずお礼やねぎらいの言葉などが返ってくる事はなく、むしろ相手にその義務はないという関係性です。
ですが、そのお礼やねぎらいの言葉があるだけで、心のエネルギーが潤わされ、次の日も頑張ろう!と思える事も多いですよね。
患者さん・利用者さんファーストという言葉は広く知れ渡っていますが、もちろんその志を持ってサービスを提供する私たちにもエネルギーに上限があるわけです。
その提供する側の私たちが疲弊すると元も子もない状態になるとは思いませんか?
実は笑顔やねぎらいの言葉・称賛などを常に求めていて、それがあるからこそ次も頑張ろうと思ったり、自分のスキルアップのために時間を作ったりと考えるのではないでしょうか?
入院の時点で、もしくはサービスを開始する時点で、この互酬関係が成り立つような説明を一つ入れるだけでも、お互いの関係性に変化をもたらせる事が可能ではないでしょうか?
社会的にこの「ホスピタリティ」という言葉が、医療業界のおいてすぐに浸透するとは思えないので、自分が働く職場や最先端の現場から声をあげ、徐々に世間に浸透させる方が早いような気がします。
私は今、作業療法士・カウンセラーとして、若い医療職の方が疲弊してやりがいを感じる前に離職してしまう事を防ぎたく、カウンセリングという業界に参入しました。
これから医療業界に貢献していく20~30代の看護師さん・セラピスト・介護福祉士さんを潰してはいけない!日々そう思っています。
疲弊する人の大半が、仕事に誠実でしっかりと役割をこなそうと日々全力で頑張っている人です。
その人たちのためにも、個人で行うカウンセリングはもとより、医療業界に「ホスピタリティ」という言葉が浸透するように、色々発信していけたらよいなと考えています。
サービスを提供する側とサービスを受ける側、互酬関係になればそれだけでスタッフの心を潤す事ができると考えると、本当に大切な視点を、医療を受ける側の方々にも理解して頂けるような、仕組みや方法を考えないといけないです!
時間は要すると思いますが、今後医療職が疲弊しないような環境つくりを私も日々頑張ります!
最後まで読んで下さりありがとうございました。何か少しでもお役に立てると嬉しいです。