1人で悩む、20~30代の医療職の方へ!

周りよりも頑張る人こそ受けている大きいストレス・悩みに少しでも役に立てる情報を発信

個人の【ストレスコーピング】にも限界がある

みなさん、こんばんわ。

最近は「自動思考」という、ある状況において「自分の頭の中にパッと思い浮かぶ思考」が感情を否定的な方向に引っ張ってしまうという事について書いていますが、

本来、わたしたちのような感情労働を使って仕事をする医療職の「ストレスのマネジメント」というのは会社としても積極的に行う必要があるという事が言われています。

個人が自分のストレス状態を把握し、精神的に疲弊しないように工夫することを「ストレスコーピング」といいますが、そもそもそのストレスをどこから受けているか考えると、現場でサービスを提供している時に生じるストレスや、

組織の方針のもとで働くために生じるストレス(スタッフ間の人間関係、自分が提供したいサービスが会社の方針により全て提供できない葛藤、理想とする看護師・セラピストに近づくための環境が整っていないなど)が多いと思います。

自分自身に良い影響をもたらす因子として、「患者さんからの笑顔」・「患者さんから褒められたり、ねぎらいの言葉を受ける」・「自分が行う仕事に関して、自分で判断できる幅が持てる」・「その仕事のやりがいを感じ、自分はこの仕事をやっていくんだという自己承認」・「もっと自分のレベルアップを図って、質の高いサービスを提供しようと思う有能感」、この五点が挙げられています。

そのため、この五点に関わる環境を整備する必要があります。

例えば「患者さんからの笑顔、褒められたり・ねぎらいの言葉」を頂きやすいように、看護・リハビリを提供する相手をある程度、相性の良いスタッフと患者さんを組みわせてみるとか、自分が行う仕事に関してそのスタッフが判断できるような材料として情報提供やアドバイスを先輩が行って最終的な判断はその個人に委ねるという体制で統一したりします。

また、この仕事に関する自己承認・有能感が得られるように、定期的に勉強会や講習会を実施する事もできます。

それにより個人としての知識・スキルアップが図れ、サービスの質も向上するので、相乗効果ですよね。

ただ、勉強会や講習会が押し付けになってしまうと、それは意味が薄れてしまうので、

あくまでも、現場が求めている内容をきちんと把握して継続して行っていく必要があります。

看護・リハビリの知識や技術だけでなく、仕事を疲弊せずに続けるための、個人に生じるストレスコーピングの方法を伝授したりするのも今後は絶対に必要になってきますね!

上記で述べたように、現場で働くスタッフが疲弊しないように、環境をマネジメントするという点は、今の医療業界は不十分だと思います。

看護やリハビリというサービスを提供する方々が疲弊しないような心理的ケアや、組織のマネジメント方法を浸透させられるように、これからも頑張っていきたいと思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。何か少しでもお役に立てると嬉しいです。

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