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雨が続き【憂鬱な日々】の【気持ちを改善】させる方法

みなさん、こんにちわ。

関東では今週は雨が続いて、日光が恋しくなりますね。

雨の日って何で気分があがらないの?と思う方が多いと思いますが、よくいわれるのは日光を浴びる事で体内から出されるセロトニンが少ないため、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかず、気持ちがOnになりにくいという事ですね。

また、雨の日は普段のルーティンと違って、準備に時間がかかるので朝少し早く起きたり、電車を一本早めたり、傘をさして駅まで歩いたりと、違う事だらけです。

もし精神的に疲れていて「仕事に行きたくないな…」と思っていたとすると、かかるストレスが二倍にも三倍にも感じられますね。

以前、記事で書いた「自動思考」という頭のなかにふと思い浮かぶこと・イメージは、その後、感情(不安、寂しい、イライラなど)や行動に結びつくわけですが、雨の日は

上述した自律神経の影響でイライラしやすくなったり、普段のルーティンとは違う行動を取らなくてはいけないので、特に否定的な思考や解釈に陥りやすく、その後ネガティブな感情を引き起こしやすいのです。

「自動思考」というのは、「一つの状況に対する解釈の仕方」に大きく影響していますが、普段意識しなければ気づく事はありません。

自分の感情が否定的な方向(悲しい、嫌悪感、不安など)に動いた時というのは、感情が湧きおこる前に必ず「自動思考」が無意識的に出現しています。

例えば、本を集中して読んでいるときに「自分では理解できないかもしてない」という自動思考を抱き、かすかな不安を感じる方もいれば、「私は決してこれを理解できないだろう」という極端な方向に解釈をし悲しい気持ちになる方もいるかもしれません。

また、仕事に行く前に「対応する患者さんから否定的な態度を取られる」ような嫌なイメージがパッと頭の中に浮かび、とても気分が落ち込むといった感じです。

カウンセリングで用いられる認知行動療法という方法では、その「自動思考」を一緒に検討していくのですが、

さきほど例にあげた仕事に行く前のイメージの話でいくと、「対応する患者さんから否定的な態度を取られる」という自動思考は、客観的に考えるとそれが100%正解なのか

というとそうではない場合が多く、もしかするとその日一日、患者さんからとても褒められたり称賛される可能性もあるわけです。

「否定的な態度を取られる」というイメージを掘り下げる(言葉で表現すると)と、「私は患者さんから嫌われているかもしれない」、「私のリハビリを受け入れてくれないだろう」という自動思考が否定的な感情に結びついてしまいます。

普段から、この「自動思考」を意識して感じ取る事で、その後の解釈を客観的にできるようになり、ネガティブな感情に流されにくくする事ができるようになります。

そのための練習として、自分の気分の変化や悪化に気づいたら

少し立ち止まって自分に「今、私の頭には、どんなことが浮かんでいるだろうか」と聞いてみて下さい。

その「浮かんだ言葉」を、本当にそうなる可能性があるのか?もしかしたらそうならない可能性の方が大きいのではないか?そうなったとしても自分が想像している以下の我慢できるストレスという程度で済むのではないか?など、色々な可能性があるかと思います。

心がネガティブな方向に向いているとき、精神的に疲れているときは、否定的に偏った解釈に陥りがちです。

それを前提において、「自動思考」を自分で解釈できるようになると今よりもきっと楽になると思います!

特に今週はずっと雨なので、自律神経の関係もあり、普段よりも心にゆとりが少ない可能性が高いです。

調子が良くない日は、残業をせず早く帰って、気分をリラックスさせたり、いつもより少し早く寝る方が良いと思います!

 

「自動思考」についてもう少し詳しく知りたい方がいらっしゃれば、これが読みやすくておススメです。

私たちOTやカウンセラーのように専門的な知識を持って、認知行動療法を実践しようと考えている方にはコチラですね。

値段は中々ですが、エビデンスに基づいて、治療の構造や方法が明確にのっているのでおススメです。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。何か少しでもお役に立てると嬉しいです。

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