1人で悩む、20~30代の医療職の方へ!

周りよりも頑張る人こそ受けている大きいストレス・悩みに少しでも役に立てる情報を発信

【ミーティング】・【カンファレンス】の見直し

みなさん、こんちには。

今日は業務内で行う「ミーティング」や「カンファレンス」の内容について、ストレスをケアするという観点から記事を書いていきたいと思います。

普段の「ミーティング」や「カンファレンス」というのは患者さんや利用者さんの情報共有の場として、よく行われているのですが、

職員のストレスをケアするという観点から、一つ違った目的で行っても良いだろうと思う事があります。

感情労働」を行使する医療職にとって、自分の感情に否定的な影響をもたらすといわれている、「我慢」・「演技」・「一体化」・「深入り」・「互酬関係」という因子ですが、

自分一人では中々解決する事が難しく、チームのメンバーで話し合われてこそ、気持ちが楽になる側面が大きくあると思います。

「昨日、リハビリ中にクレームを言われて、とても嫌な思いをしたいけど我慢して対応した」、「良い看護・リハビリを提供しようと心がけているものの、何となくうまくいかない日がたまたま続く」、「しっかりとしたサービスを提供しているけど、患者さんの笑顔や称賛はついてこない」など、長年働いていると、なぜかそういったタイミングに合う事はありませんか?

もちろん自分自身のコンディションもそうですが、患者さん・利用者さんも日々の体の状況や精神状態・接するタイミングなどによって反応は様々で、接してみないと結果が分からないですよね。

そうした中で得られる笑顔や称賛というのはとても嬉しくて、やりがいに繋がり、それこそが医療職の醍醐味と思われます。

ただ、あるタイミングで、状態が良くない時のケアを行わないと疲弊に繋がる危険性も高いと思います。

それをケアするために行うのが、本来の「ミーティング」や「カンファレンス」とは少し違う内容になりますが、一週間の中で仕事中に自分に生じた我慢や葛藤、とても嫌だった事などをチームのメンバー内で話し合うという場を持つという事です。

そういった場で話し合う事によって、「自分だけがそう思っていたんじゃないんだ」と安心できたり、自分の中で我慢せずに吐き出せる場があるだけで少し気分がスッキリする方もいると思います。

お互いの弱みを見せる事にもなるので、少し抵抗がある方も多いのではないかと思いますが、その場の共有によって、メンバーの得意な所・苦手な所が分かり、お互いがカバーしあえるようになり、本当の意味での「チーム」となっていくはずです。

最近の私の印象ですが、「チーム」という言葉を使っている所はとても多いと思いますが、本当にお互いが助け合い・気持ちよく働ける「チーム」を作ろうと、思える方って少ないのではないでしょうか?

そう思える方というのは、周囲よりも頑張り、誠実に、自分たちが行える最善のサービスは何かと日々考えながら、仕事に取り組んでいる方たちだと思います。

私のブログのタイトルでもある「周囲よりも頑張る人にこそ大きなストレスがかかってしまう」ため、そういう頑張る人が疲弊しないようなシステム作りが今の医療職には必要だと思います。

現場で頑張る看護師さん・療法士の方が疲弊しないよう、私も色々と頑張っていこうと思います。

色々な意見を取り入れようとする職場環境の方で興味を持った方がいらっしゃれば、ぜひ先輩や管理職の方に相談してみて下さい!

もっと詳細な内容を知りたいという方は、この本はおススメです。

感情労働」のマネジメントは、今後もっと医療職に必要な視点となると思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。何か少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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