1人で悩む、20~30代の医療職の方へ!

周りよりも頑張る人こそ受けている大きいストレス・悩みに少しでも役に立てる情報を発信

【医療職】が現場で【いきいきと働く】ための【良い方法】

みなさん、こんにちわ。

3回にわたって「感情労働」について、記事を書かせて頂きましたが

今日はどうやったら「良い面」が増えて、「悪い面」をできる限り減らしていく事が

できるのか、色々と思った事を書いていきます!

 

・【関わる対象者の中で、得意とする方と苦手とする方を分けてみる】

人それぞれ相性があり、「この方は前リハビリをした時に上手くコミュニケーションがとれたな」と手ごたえをかんじていたり、反対に「この方とは前、上手くいかなかったな」と連続して違和感を感じる方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

私の経験を例にすると、以前働いていた病院では「2チーム制」で、フロアの中でも患者さんとスタッフを半分に分けてリハビリの提供や情報共有などを行っていました。その中でも上述した「相性が良い方」と「相性が合わない方」はどうしても出てきます。

なので、各スタッフで「得意とする方」と「苦手とする方」をあらかじめ分けて置き、リハビリを提供する方をできるだけ「得意とする方」で調整するという方法です。

もちろん1日全て「得意な方」に当てはまるのは難しいと思いますが、「得意ではなくても、ストレスを感じず提供できる方」ぐらいの位置づけの方も加えれば調整ができるのはないかなと思います。

自分が苦手とする方を得意とする方もいますからね。「相性」という点で考えると、その方が「笑顔」や「評価」を頂く可能性が高いと思います。

もしも誰も得意とする方がいなければ、「ストレスを感じる度合いの低いスタッフ」で交代で調整できれば良いのではないかと思っています。

・【各スタッフが判断できる幅をもたせる】

働く領域によって少し変わってくるかもしれませんが、自分の担当する患者さんのゴール設定や退院時期もしくは卒業のタイミングなど、どうやって決めていますか?

基本的にベースは自分の考えがあるかもしれませんが、何か少し問題が出てくると先輩からアドバイスや指摘が出てくると思います。

私はそこの誘導の方法に違和感を感じていたのですが、先輩なので経験に基づく予想を立てる引き出しは多いのが当たり前ですが、その人の価値観で後輩のプログラムや退院までの流れを半ば強制的に誘導される事って多くないでしょうか?

私だったら、上手くいきそうなアドバイスはしますが決して否定はしません。もしも何か失敗したとしてもそれが経験となって次の似たようなケースに対応しようと考えるからです。

各セラピストの中でもやりがいや価値観は違いますし答えは一つではないですよね。

そこからの成功体験によって「自分はこの仕事が好きだな」と「自己承認」したり、「今回はアドバイスをもらわず一人でできた!」と「有能感」を得る事ができると思います。

そして自分で判断できる「裁量性(仕事において自分で決める事ができる範囲)」が先輩から許容され、どんどん良い方向に進むと思います。

もちろん、そこに至るまでの判断に必要な材料は先輩が確実に指導をするという事を前提にしての話です。

・【週に一度雑談が多めのミーティングを入れる】

ここでいうのは「おしゃべり」や「愚痴を言う会」みたいな事を指すのではなく、各スタッフがストレスの容量をこえないように、吐き出す会みたいなイメージです。

コロナになってスタッフ間でも対面や密集を避けなければならない雰囲気なので、ミーティングが減ってきている所は多いのではないでしょうか?

私たちがストレスをため込みすぎないためには、日常的に上司やチームメンバーからの共感、助言、励まし、慰めなどが精神的負担の軽減に有効といわれています。

その週に仕事をしていて辛かった事・葛藤が生じた事・日々の感情労働の酷使による疲弊など、安心して吐露する場があれば、相互にフォローしあえる関わり合いになるはずです。

「経験年数が上だから後輩に弱音を吐く姿は見せられない」、「こんな事にストレスを感じているなんて言ったら、みんなどう思うかな?」、「精神的に弱い人に見られてしまうかな?」などそんな事は気にしないで言える場がほしいですよね。

話す中で「我慢」「一体化」「深入り」など自分自身が気づかないうちに、エネルギーを消耗させる、感情労働の悪い面を軽減してくれると思います。

・【心が疲弊する前に有給がとれる】

仕事の当日「今日もあんまり調子が良くない気がするのに、明日も仕事か…」と考えた経験はないですか?

心のエネルギーを消費していくと、月の決まった休みの日数だけでは絶対に足りないと私は思っています。

もちろん決まった日数+予定していた有給があったとしても、心の余裕がない時期って経験がありませんか?

そんなときに「心のエネルギーが枯渇しているので明日有給を下さい」と皆が言っても良いと職員全員が認識できていて、それを許してくれる職場環境があれば幸せだなと思いませんか?

もちろん同じ日に全員が言ってしまったら現場が回るわけがないので、上述したミーティングとか日々のコミュニケーションの中で「この人最近しんどそうだな」とか

「最近対応に追われてたから疲れてるだろうな」とかチームメンバーで助け合ったり・譲り合えば、可能な事なのではないかなと思います。

「疲弊する前に休む」、単純な事だけど中々実行できる雰囲気じゃない所が多いのではないでしょうか?

感情労働が心に及ぼす「悪い面」は無意識にも心のパワーを消耗させていますので、枯らす前に日々ケアできる環境を作りたいですよね。

 

・【まとめ】

現実的ではない所も一部あったかもしれませんが、20~30代の医療職で私と似たような悩みを持っている方はいらっしゃいましたか?

会社や上司の意見が関わる部分も多く、中々すぐには変えられない所も多いので、自分ができるストレスケアの本を紹介させて頂きます。

「無理して社会に適応しなくても良いんだな」、「ありのままの自分を受け入れるって大切なんだな」、「私はこうでなければいけない!みたいな自分の中でのこだわりって思ってたよりストレスがかかってたんだな」など、ストレスが見える化されたような印象です。内容も読みやすくてスラスラ進めますよ。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。何か少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 

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