1人で悩む、20~30代の医療職の方へ!

周りよりも頑張る人こそ受けている大きいストレス・悩みに少しでも役に立てる情報を発信

【良いチーム力】とは何か?

みなさん、こんばんわ。

普段は参考書から、ストレスの原因や組織としてマネジメントが必要である事を書かせていただいていますが

今日は私なりの視点で「良いチーム力」とは何か?という事を考えていきたいと思います。私が作業療法士なのでリハビリ職の目線でという感じになってしまいますが!

・【頑張る人ほど感じる温度差】

日頃からPTとしてOTとしてSTとして、誠実に患者さんを良くしようと頑張ってらっしゃる方と共感できる所かと思います。

私自身、回復期で長く勤務していたため、その方やご家族の今後の人生に深く関わっていました。

自分でいうのもおかしいですが、周囲の誰よりも患者さんを良くするためにはどうしたら良いかと日々自問自答し、今自分ができる最善のリハビリを提供しなければ!といつも考えていました。

自分が行っている事はお金をもらうに値するのか?、最短で良くなってもらうために自主トレを考えなくちゃ!とか毎日色々と考えていました。

同僚や先輩や後輩とリハビリについて話す時に、「上手くいかないのは患者さんのせい」みたいな雰囲気があったり、「患者さんの生活歴や価値観に全然沿っていない、小手先だけのリハビリやとりあえず体操をする」みたいなスタッフが多くて、本当に嫌な気持ちになる事はないでしょうか?

他の記事で「チーム内で目標を明確にし共有する」事でチームが強化され、ストレス軽減の一つの要素になる事はお話ししましたが、僕が思う「目標の共有」というのは

患者さんの状態把握の事だけをいうのではなく、セラピスト自身がどこまで患者さんに寄り添ったリハビリを提供する必要があるのかという事をチームとして共有する事が必要だと思います!

卒後教育でマニュアルの教育はきちんとされると思いますが、PT・OT・STとしてどうあるべきかという所を教えてもらった方は少なく、指導役の先輩や関係するメンバーの価値観に左右される事が多いのではないでしょうか?

昨今、パワハラが厳しく指摘されており、後輩に対して指導をしにくくなっているという現状を多く耳にします。そのため後輩に対する口調や話す内容を敏感に吟味している先輩方は多いのではないでしょうか?

年々セラピストの熱量みたいなものが失われてきている印象を受けますが、僕の経験上、経験年数が離れている後輩でも声をかけると「実は分からないんです」、「どこから勉強していいか…」という意外な反応が得られるものです。

何が言いたいかというと、セラピストの熱量が失われてしまったり、この仕事にやりがいをもてないというのは、卒後教育に関わる先輩に問題があるのではないかと思っています。

PTとは、OTとは、STとはどういう気持ちを持って、取り組んでいかなければならないのか具体的に明確に指導する必要があると思います。

結局そのきちんとした説明や指導を受けていない、自分の職種に関する価値観みたいなものを一緒に作ってあげないと、「とりあえず筋トレ、とりあえず棒体操、とりあえず口腔体操」などをやるのが普通だと思ってしまう子たちが増えてしまうという事です。

感情労働」の記事で書いたように、私たちはストレスと有能感・自己承認の境目で患者さんと接する事がとても多いです。その分成功した時の達成感ややりがいを感じる事ができる素晴らしい職業ですよね。

それを一緒に体感させてあげるのが本物のOJTだと僕は思います!

ストレス・達成感が紙一重な職種だからこそ精神的にパワーを使ったり、自分が気づかず深入りして疲弊するパターンが多いですが、その時に周囲との温度差があると余計にとてつもないストレスですよね…。

でも逆にそれが同じ志を持ったメンバーで、辛い事を吐露できる環境だったとすると、それこそ疲弊している心を潤してくれたりとか、辛さを笑いに変えてくれる人がいたりとか、とてもプラスに働いてくれると思うんです。

結局僕自身は、そういうチームを作りたいと思いながらも先に疲弊してしまった立場なので、今ブログという形で同じような悩みを持つ方に情報を発信しているのですが、

1人で全てを変えるのは難しいと思いますが、親しい同僚・先輩との日々のコミュニケーションの中でも構いませんので、「チームで結束する」ための意見を色々発信してみましょう。

周囲よりも頑張る人だからこそ受けるストレスを当たり前とせず、私たちが理想とするセラピスト像をスタンダードとし、提供するサービスの共有をチーム内で図ることで、それだけで仕事でのストレスや自己肯定感が増すと思います!

その前に自分が疲弊したら本末転倒なので、自身のメンタルケアに関する書籍と、チームとしてメンタルケアに関わる意味や方法が書いている、書籍の紹介をして終わりたいと思います。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。頑張っている人がストレスを多く受ける今のセラピストの世界は本当にケアが必要だと思いまし、僕もケアをする方に今後回れるように精進していきます!

何か少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

お問いあわせ

 

<