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仕事での「共感」に疲れるとき

みなさん、こんにちは。

今日は医療職として必須の「共感する姿勢」について書いていきたいと思います。

「共感」は学生の頃から教科書に出てきますし、働きだして読む参考書にも必ず出てくる言葉ですよね。

ただ、その「共感」に疲れる事ってないでしょうか?

私は経験上、何度も「共感」に疲れ、精神的なパワーが枯渇したことがあります。

現在医療職には当たり前とも思われている「共感」は最良のサービスを提供するにあたり必須ですが、限度を超えるとストレスとなり、自分自身を疲弊させると考えます

プロといえど私たちも人間ですから限界はあります。

特に自分自身の性格や人間性を前面に出してサービスを提供する方には、精神的なパワーが枯渇するケースは多いのではないかと思います。

なぜかというと、医療職が行う「感情労働」が心に否定的な影響を与える側面として、「一体化」という要素があります。

「心のこもった温かいサービス」を提供したいと思う自分自身と、役割として「心のこもった」サービスを提供している事を、切り離して考えられない時、一層ストレスが強まるといわれています。

そのため、自分自身のキャラクターや人間性を前面に出してサービスを提供する方の場合、「役割」として仕事を遂行している自分と、本来の自分の切り離しが難しくなる場合が多いように思います。

この記事で私がお伝えしたいことは「共感」する事が悪いということではなく「親身ではあるが、深入りしすぎない」絶妙なバランス力が必要になるということです。

この絶妙なバランス力が「感情労働」の現場で仕事を継続するために重要といわれています。

「相手を思いやる心、誠実に対応する姿勢」で接する一方で、「冷静で客観的な態度を堅持する能力」も同時に必要となります。

「共感しない」わけではなく、「共感し思いやる心」も持ちますが、冷静に客観的な態度も合わせて関わるという事です。

共感し感情移入しすぎて自分が疲弊したり、相手の事で思いつめすぎて、仕事が嫌になってしまわない技術ともいえます。

本来の自分と、仕事として湧き出る感情を抑制しながら役割を遂行している自分を切り離せる事により、「共感」することによる精神的なダメージを軽減することが可能と考えます。

仕事が終わって制服を脱いだら、もう本来の自分です。

やりがいのある医療職という仕事が嫌にならないよう、疲弊しないよう、日々を過ごしていきましょう!

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