1人で悩む、20~30代の医療職の方へ!

周りよりも頑張る人こそ受けている大きいストレス・悩みに少しでも役に立てる情報を発信

医療職がこの【ストレスフル】な状況をどう乗り越えるか

みなさん、こんにちは。

最近ツイッターなどを見ても、医療職の方はコロナ感染のリスクにさらされながら最先端の現場で頑張っており、それなのに市中感染を防ぐために外出を自粛し、ストレス発散もできない状況なのに、待遇も変わらないという現実に嫌気がさしているのではないかと思います。

頑張っている分、給料が少しでも上がってくれれば、外出せずとも家でストレス発散を行える何かにお金を使えるかもしれませんし、いつもより美味しい物を食べてリフレッシュなんて事もできそうですよね。

ただ、現状給料を上げてくれる所はあまり聞いた事がありませんし、現実的に何をする事で、この状況を乗り越える事ができるのか考えていきたいと思います。

いつ自分の職場で感染が広がるのかも日々分からない状況で、患者さん・利用者さんとの関わりを全力で頑張らなければならない今の状況そのものが、まず普段よりも仕事で受けるストレスは大きくなるのは予想がつくと思います。

コロナが流行してなかったとしても、私たち医療職が行っている「感情労働」というものは、日々ストレスのケアが行えていないと心のエネルギーが枯渇してしまいます。

元々、組織として「感情労働」に対するマネジメントを職場がやらなければならないと社会でもいわれてきているので、給料や待遇が変わらないのであれば、一層スタッフの心のケアを行う必要が出てきます。

例えば、「感情労働」が心に及ぼす良い影響として「笑顔」・「相手からのねぎらいの言葉や称賛」・「仕事の中でその職員が判断できる一定の裁量がある」・「今の仕事への醍醐味を感じ、自分はこの仕事を続けていくんだという自己承認」・「もっと自分自身をスキルアップし、良いサービスを提供しようと思い自己研鑽する有能感」がいわれています。

この五点が得られるような状況ではない場合、スタッフの心のパワーを満たしてくれる物がなくなってしまうので、より疲弊してしまいます。

又、心に及ぼす悪い影響としては、「我慢」・「演技」・「深入り」・「一体化」・「互酬関係」という点がいわれていますが、仕事上の役割をこなすにあたっての「我慢」、自分本来に湧きおこる感情を抑制し役割に適した行動をとる「演技」、誠実に心を込めたサービスを提供しようと頑張る過程で無意識に起こる「深入り」、相手から向けられた否定的な反応や攻撃が、仕事上の役割に向けられたものではなく本来の自分に向けられたものと感じてしまう「一体化」、私たちが行うサービスというのは決して相手から必ずお礼や称賛をもらえるわけではない「互酬関係」という事が、心へ与えるマイナスな因子といわれています。

良い影響を増やしできる限り悪い影響を軽減する事が、スタッフのメンタルケアに必要だといわれているので、今一度個人が受けている影響を明確にし、それに対応する対策を組織が考えなければならないと私は思います。

給料や待遇が変わらないのであれば、せめて受けるストレスを少なくしながら仕事に励みたい。

そう思います。

上記に挙げた内容が詳細に書かれており、今後の医療職の現場で実践される必要があると思っています。

頑張っている人が疲弊しないよう、職場環境を変えていきたいと思う方がいらっしゃればおススメの本です。

私も、この組織が行うべきストレスマネジメントの必要性が医療業界に伝わるよう、日々頑張っていきます。

最後まで読んで下さりありがとうございました。何か少しでもお役にたてると嬉しいです。

お問いあわせ

 

 

医療職において【疲弊】するわけ

みなさん、こんにちは。

今日は、仕事で精神的なダメージをため続けることによって、心のエネルギーが枯渇する「疲弊」について考えていきたいと思います。

この記事でいう精神的なダメージというのは、スタッフ間の人間関係という点は抜いて仕事上自分が行わなければならない役割を遂行するという点で書いていきます。

私自身がそうでったのですが、患者さん・利用者さんに寄り添ったり親身に考えすぎる事で、「深入り」したり、自分本来の人柄と仕事上の役割が「一体化」してしまう事が多くありました。

この「深入り」と「一体化」は、感情労働を行使して行う仕事では、心に否定的な側面をもたらすといわれています。

深入りとは、私たちの仕事のように相手と中長期的な期間、特定の相手との関係を継続する場合に起こりやすいのですが、心を込めて相手のためにと一心不乱に全力で対応しより良いサービスを目指し、相手に深く関わろうと「深入り」していく過程で、

自分に自覚がなくとも「心のエネルギー」を大量に消費しており、情緒的資源の枯渇に至るような場合です。

一体化とは「心のこもった温かいサービス」を提供したい個人としての感情と仕事上の役割としての「心を込めた」サービスとの境界線が曖昧で、あたかも個人と役割が一体化したかのような場合をいいます。

これは、相手との関係性が良好である場合は、「心のこもった」応対は高い評価を受ける事にもなり、個人としても充実感・達成感を得る事ができ、職務満足に繋がります。

しかし逆に相手からクレームや攻撃を受けるとき、職務上の役割に向けられたものと、とらえられずに、個人としての自分に向けられたものと誤解し思い悩む事が少なくありません。

自分自身と役割を切り離す事ができなくなるとき、ストレスを一層感じやすくなり、精神的に過度に疲弊することがあります。

「深入り」、「一体化」というのは仕事に誠実でしっかりとサービスを提供しなければならないと強い気持ちを持っている方だからこそ、起こってしまう現象なのではないかと考えます。

自分でいうのもおかしいですが、実際私がそうでした…。

ではこれを繰り返さないためには、どうしたら良いのか?

「深入り」に関しては、定期的なチーム内での話し合いにより、メンバーの話を聞いたり、自分の思った事を話す事によって、気づく場合が多いそうです。

私の場合は、「深く信頼関係を築くからこそ、良い関係性ができる!」みたいな思い込みがあったので、中々深入りしていたなと今では思います。

「一体化」に関しては、本来の自分と職場で役割をこなす自分は切り離して考える事が良いそうです。

私はこれまで、まったく切り離さずにリハビリを提供していました。

やはり上手くいっているときは調子が良いですが、上手くいかない時期にあたると、自分の能力が低いからこうなったんだと思い込む事が多く、精神的にも疲弊してしまいました。

先ほども述べましたが、上手くいかず相手から否定的な反応が出た時に、個人としての自分に向けられたものだと感じる事が多かったのだと思います。

相手に誠意を持って関わる事は変わりませんが、対応している時に仕事の役割上演じている自分であって本来のすべての自分ではない事を意識すると良いと思います。

誠実に対応しつつ、半歩後ろぐらいに、もう一人の自分がいて冷静に見つめている。

というような感じでしょうか。

そして職場を出たら、その役割を脱いで帰るイメージですね。

これが全てではありませんが、少しでも気持ちが楽になってくれれば嬉しいです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

お問いあわせ

【ホスピタリティ】を考える

みなさん、こんばんわ。

私自身も言葉の意味や定義を完璧に知っているわけではないでのすが、「ホスピタリティ」という言葉はご存じでしょうか?

私の解釈なので、間違っていて不快に思う方もいるかもしれませんが、

サービスを提供する側はもちろん最良のサービスやおもてなしの心を持って接すると思うのですが、本来それは一方通行なものではなく、そのサービスを受けている相手も感謝の気持ちを持ち、相手が喜びを感じている事が提供している側にも伝わり、共に喜びを共有するという事が必要になると、日本ホスピタリティ推進協会ではいわれています。

私たち医療職もサービス業ですから、同じように当てはまると思います。

もちろん、毎回対応する度にお礼やねぎらいの言葉がほしいと言っているのではなく

最初から、お互いがおもてなしの心や感謝の気持ちを持って、接する事ができる環境があったとしたら、最高だと思いませんか?

多分、仕事に疲弊する人はとても減るのではないかと思います。

症状や精神的な状態により、直接相手がそのような感情を抱けなかったとしても、そのご家族から代弁していただけたとしたら、何か報われる気がします。

前回の記事で書いた、心のエネルギーを増やすか枯渇させるかの影響をもたらす因子として「笑顔・ねぎらいの言葉」、「やりがい」、「一方通行な関係」などがありますが、全てこの「ホスピタリティ」という精神に関係があるように私は思います。

医療職が「サービス業」だと位置づけられるのであれば、病院・施設・訪問といった領域に関係なく、サービスを開始する時点で、お互いがおもてなしや感謝の心を持って接するという視点を社会的に強調しても良いのではないかと思います。

それがあれば本当に心にエネルギーをもたらしてくれる気がして嬉しい気分になります。

奉仕する心・おもてなす心・思いやる心を常に持って仕事に励んでいる分、少しでも・どんな形でも良いので、お返しがほしいと思ってしまうのは私だけでしょうか…。

賛否両論あると思いますが、私は今後社会的に「ホスピタリティ」という視点が、もっともっと医療職にも浸透してくれたら、頑張れるなと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。何か少しでもお役に立てると嬉しいです。

お問いあわせ

 

【転職】を考えるタイミングとは?

みなさん、こんばんわ。

今日は「転職」を考えるタイミングについて、人それぞれ意見は違うと思いますが、「感情労働マネジメント」の観点から、現在の職場を辞めたいなと感じるタイミングについて、私なりの意見を書いていきたいと思います。

感情労働」とは、本来の自分自身の感情をコントロールしながら、その職業(看護師、セラピスト)の役割に見合った行動を取ったり、会社の理念に沿った対応をしていく事をいいます。

身体を使う「肉体労働」はイメージが湧きやすいですが、「感情労働」という言葉はあまり耳にしないのではないでしょうか?

最近、サービスを提供する側のストレスケアや、精神的に疲弊しないよう、職場が管理をする必要性がいわれていますが、実際しっかりと行えている所は少ないのではないでしょうか?

感情労働」を行使するうえで、心に肯定的に影響を与える側面と否定的な影響を与える側面というものがあり、肯定的な影響を増やし、できるかぎり否定的な影響を減らしていく事が、スタッフが疲弊しない環境を作るのに必要な事だといわれています。

前置きが長くなりましたが、転職を考えるタイミングとは今現在、肯定的な影響の割合よりも否定的な影響を受けている割合が多いか、もしくは継続的に否定的な影響を受け続けて「転職」を考えるきっかけとなっている可能性が高いと考えます。

肯定的な影響とは、「サービスを提供する相手からの笑顔・ねぎらいの言葉・良い評価」・「自分の仕事を一定の割合で判断させてもらえているか」・「仕事にやりがいを感じ、更にレベルアップを目指して自分から自己研鑽が行えている」という点です。

反対に否定的な影響とは「我慢をしないといけない場面が多い」・「本来の自分と仕事上演じている役割が一体化する」・「自分で気づかないうちに相手に深入りして疲弊する」・「自分が全力でサービスを提供しても、その見返りが相手からもらえない」という点です。

このバランスが取れないと、心のエネルギーが枯渇して疲弊してしまうという事です。

医療職としての仕事というのは、この両方の側面を合わせ持ち、どちらに転がるか、相手と接してみない事には結果が分かりません。

だからこそ、現場で働くスタッフが、この心のエネルギーを枯らさないような、環境作りが必要だと感じていますが、恐らく不十分な職場が多い印象を受けます。

「ちょっと仕事がしんどくなってきたな」と感じた時、上記に挙げたバランスがどのような割合になっているか、少し振り返ってみて下さい。

疲弊する医療職の方が増えないよう、これからも医療職の方の心のケアと、職場が行うべきマネジメントの必要性を発信していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。何か少しでもお役にたてると嬉しいです。

お問いあわせ

 

 

頭の中に湧き出た考えやイメージを見つめる

みなさん、こんにちは。

以前の記事で、自分の感情が否定的な方向に傾いた時に「今、自分の頭の中には何が思い浮かんだのだろうか?」と自問してみる事をすすめましたが、

今日はその考えが「本当に現実的な考えなのか?」を見つめる方法を説明します。

なぜこの方法を説明するかというと、気持ちが抑うつ的な気分になると、自分に起こる物事や考えを否定的な目で見てしまいます。

その否定的な解釈に続いて、「悲しみ」、「怒り」、「虚しさ」など様々な否定的な感情に結びつきます。

この「自分の頭の中に湧き出た考えやイメージを見つめる」作業によって、嫌な感情に結びつけている考えの偏りを修正できる事が可能なのです。

一度では難しい方も少なくないと思いますが繰り返す事によりできるようになってくると思いますので、ぜひ試してみて下さい。

考えを見つめる方法として、自分に一つ質問をします。

「この考えが正しいと思う根拠は何か?」、その後に反対に「この考えに反する根拠にはどんな事があるか?」、二つの目線でみてください。

例えば、一人でいる時に「自分はこの仕事に向いていないだろう」と頭に考えが浮かび、悲しい気持ちになったとします。

多分この時点で「言葉」のイメージと並行して、毎日うつうつと働く自分の後ろ姿や、やりがいを感じきれないまま何となく働いている自分の映像も浮き出てきていると思います。

その時に、まず「この考えが正しいと思う根拠は何か?」と客観的に考えてみます。

そうすると、「あまり褒められないし、誰からも評価されないから」や「やってて楽しみを感じる事がない」という理由が出てきたとします。

次は反対に「この考えに反する根拠には何があるだろうか?」と考えます。

すると「この前、リハビリ中に褒められた事があったな」とか「最近、周囲からも認められてきたし、このまま続けてみても良いかな」など、反する根拠も出てきます。

そのどちらを自分がどの程度確信するかという事が、後の感情に繋がるわけですが、

気持ちが抑うつ的になっていると、この否定的な考えに対する根拠しか見えなくなり、良い方の根拠は見えにくくなってしまいます。

実際、極端に「仕事にむいていない」という事実が全てではありませんが、そういった思考になってしまうのです。

両方の面から考えてみると、もしかすると良い方の根拠が多いかもしれません。

たとえ、良い方と悪い方の両方が同じだったり、悪い方が少し多かったとしても、極端に「この仕事に向いていない」と確定づける根拠は無いに等しいと思います。

ただ、この記事でお伝えしたかった事は、仕事に疲弊したり、心のエネルギーがなくなってきた時に、人はそういった否定的な解釈をしがちになるので、一旦リラックスできる状況を作り、自分の感情が動かされた場面で「今、何が自分の頭の中に浮かんできたか?」を考え、その思考を両方の側面から見てみる事をおススメします。

あくまでも個人で行うストレスへの対処は方法の一つであり、現場のスタッフが疲弊したり心のエネルギーがなくならないように、工夫していくのは職場を管理する立場にいる方々が考えなくてはいけない事だと思います。

現在の医療職の現場はそういったストレスのマネジメントやケアの視点を持って、実際に実践している所が少ないと思いますので、これから医療職の方が疲弊しないようなケアや環境つくりに取り組んでいけたら良いなと思っています。

最後まで読んで下さりありがとうございます。何か少しでもお役にたてると嬉しいです。

お問いあわせ

 

【やりがい】を感じる仕事になるまでに

みなさん、こんばんわ。

感情労働」を行使する私たちにとって、心の安定に必要とされることは、

この仕事を自分はやっていくんだとやりがいを見つける「自己承認」、もっと自分をレベルアップしてより良い看護・リハビリを提供しようと思う「有能感」だといわれています。

自分を思い返すと、10年以上作業療法を行いながら、「作業療法士」ってなんなんだろう?と日々考えていたのですが、何となく自分の中で固まったのって、10年ぐらいかかった気がします。

みなさんはどうでしょうか?

職場の環境や出会う先輩・上司というのはとても重要な存在だと思いますが、若い世代のセラピストの子達が、「PTとは?OTとは?STとは?」と良い意味で考えるきっかけになってくれる人と出会えるか出会えないかというのは本当に運もありますよね。

私が出会った人の中には、エビデンスや根拠も無い事を長々と話す人もいたり、完全に自分の経験や価値観だけで話す人なども色々いました。

根拠のない事を指導されると、こちらも「???」って感じで納得いかないですよね。

看護師やセラピストになったばかりというのは、まずは看護やリハビリ以外の業務や職場のルールを覚えないといけませんから、やりがいを感じる余裕がないケースが多いように思います。

看護師として・セラピストとして「こうあらねばならない」という価値観は必要ですが、そこに縛られすぎるのも大きなストレスが紙一重となりコントロールが必要となります。

ただ、そのかかるストレスのコントロールを先輩・上司が一緒にやってあげ、この仕事ならではの醍醐味を感じれる機会を多く提供できれば、若い世代の子達も、肌で感じる事ができ、「自己承認」「有能感」は高まるのではないかと私は思います。

それにより、その子たちのレベルアップを自主的に図る事ができれば、患者さん・利用者さんにも良いサービスが提供でき、お互いが良い気持ちで働く事の出来る環境を作れるという事になります。

患者さんに良いサービスが提供できれば、「笑顔」「評価」もいただけ、スタッフも仕事ができるようになってくるため「一定の裁量性」が付与されます。

感情労働」を行使する私たちの心の安定に良い影響をもたらすといわれている五項目全てに先輩・上司の指導がかかっているわけです。

人によって、指導をしたくないタイプの人もいれば、淡々と業務の事だけを教えてくれる人もいますが、一番は患者さんに寄り添った良い看護・リハビリが提供できる人の後ろで色々学びたいですよね!

自分が目指したい・気になる先輩がいらっしゃったら、心配せず話しかけてみましょう!そういう寄り添ったリハビリができる人に悪い人はいないと思います(笑)。

「やりがい」を感じるまでに少し時間はかかるかもしれませんが、お互い日々勉強して少しずつ前に進み、患者さん・利用者さんから「笑顔」、「評価」がいただけるように頑張りましょう!!

最後まで読んで下さりありがとうございました。何か少しでもお役に立てると嬉しいです。

お問いあわせ

 

 

【否定的な感情】について

みなさん、こんばんわ。

以前の記事で、感情がネガティブな方に動いた時に「今、自分の頭には、どんなことが浮かんでいるだろうか?」と自問してみて下さいと書きましたが、

ネガティブな感情とは不安や怒り以外にも様々です。自らの感情を把握できる事によりその頭に浮かんでいる事と関連付けて、自分の解釈を客観的に見れるようになります。

今日はネガティブな感情の種類について、説明したいと思います。

かなりたくさんの種類がありますが、「悲しい」、「落ち込んだ」、「さびしい」、「不幸な」、「不安」、「心配」、「恐れ」、「おびえ」、「緊張」、「怒り」、「激怒」、「イライラ」、「ムッとした」、「恥ずかしい」、「戸惑い」、「屈辱的な」、「がっかりした」、「妬ましい」、「羨ましい」、「やましい」、「傷ついた」、「疑わしい」など、とても多いです。

感情がネガティブな方向に動いた時というのは、上述した感情が湧き出た時のことをいうのですが、その際に「今、自分の頭には、どんな事が浮かんだのだろうか?」と自問する事を意識的に行う事で、徐々にできるようになってきます。

その浮かんできた「思考」を、一旦落ち着いて考えてみると、その考えが、意外と根拠なく浮かんだイメージだったり、自分が最初に想像していた以上の事は起こらない事ケースも少なくありません。

人は仕事に疲弊して気持ちが抑うつ的になると、一旦落ち着いて考え直すという事が難しくなったり、悪い事ばかりに目が向いてしまう傾向にあります。

そのため、疲弊する前に自分で日頃から行えるストレスケアとして、感情がネガティブな方向に動いた時に、「今、自分の頭には、どんな事が浮かんできたのだろうか?」と自問する事を、私は行っています。

よほど現在の職場でストレスを感じていて、その環境自体に身を置く事が限界だと感じるレベルまで達しているとしたら、もしかすると役に立たないかもしれませんが、一度やってみる事をおススメします。

専門的な言葉で言うと「認知行動療法」というセラピーで使われる技法なので、もし興味があれば読みやすい本から読んでみる事も個人としてできるストレスケアに繋がるのではないかと思います。

本来であれば、個人で行うストレスケアは、疲弊しないための一つの手段にしかすぎず職場やチームを管理する立場にいらっしゃる方々が、働く環境を整えていく必要があると考えます。

好きでやりがいのある看護師・療法士・介護福祉士などの仕事を疲弊せずに続けていきたいですよね。

医療職の方の心のケアにまわったり、医療職をとりまく環境を変えていけることを信じて、私も頑張っていきたいと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございます。何か少しでもお役に立てると嬉しいです。

お問いあわせ

 

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