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【好不調】の波を【コントロール】する

みなさん、こんにちは。

今日は「仕事で折れない心のつくり方」という本から、「好不調の波をコントロール」する事について紹介したいと思います。

どれほど健康な人でもたまには風邪をこじらせることがあるように、強靭なメンタルを持っているように見える人も、少しのきっかけで調子を崩し、抑うつ状態に陥ることがあるそうですが

自分の調子の変化に敏感になることによって、好不調の波を一定の範囲内に収めておくことは可能であると、この本ではいわれています。

「調子の波」を捉える習慣を身につけておくことは、ストレス要因の多い現代の社会を生き抜くためには「必須項目」というのが著者の考えだそうです。

いつもと同じようにやっているはずなのに、どういうわけかあまり作業がはかどらない。

いくら頭をひねっても中々良いアイデアが降りてこない、何をやっても集中できない…、という具合です。

これといってはっきりとした理由もないのに「なんだか調子が悪い」ときというのは誰にでもあると思いますが、そういう時日本人の多くは仕事がはかどらない分、いつも

より残業したり、少しでも調子が悪い分を帳消しにしようと踏ん張って、我慢しようとしがちだそうです。

風邪をひいて熱があるなど明らかに病気があるときならともかく「何となく調子が悪い」というあやふやな理由で休むことはできない。むしろ、調子を落とした分を

「根性」で穴埋めしたい…。生真面目な気質の日本人の会社員の場合、そう考える人が圧倒的に多いと思われます。

そういう調子の悪い状態の中で頑張り続けることによって生じる最大の問題は

「自分の調子のよし悪しを判断する」感覚そのものをレベルダウンさせてしまうことにあるそうです。

無理をして頑張りすぎると、不調のサインを察知できなくなり、自分が疲れている事、イライラしていること、不調に陥っていること自体が、わからなくなってきてしまうといわれています。

そうやって自分の心身の調子をモニタリングするセンサーの調子を狂わせてしまうと、知らず知らずのうちに、立ち直れないぐらい心身の調子を崩してしまうことにも繋がるります。

調子が悪い時には、しっかりと休む。感覚をしっかりと働かせて、自分の心身の状態を観察する。そうすることによって、不調から立ち直るだけでなく「不調」を、人生を

変える「好機」に変えていく事に繋がるそうです。

多くの人は、大きく調子を崩したときになって初めて「なんだか調子が悪いな」と自覚します。

でも実は、重要なのは「絶不調」に至る前の、「ちょっとした不調」・「些細な不調」のサインに気づく、ということだそうです。

「ちょっと調子が悪いかな?」と感じたら、いつもより一時間早めに寝たり、喫茶店で30分ほど、頭を空っぽにしてコーヒーの香りを楽しむ時間をとってみるなど、自分がリラックスできる状態や休息をとってみてください。

そうやって本格的な不調に陥る前の「ちょっとした不調のサイン」を早めに察知し、対応する人は、長期的に見たときには高いパフォーマンスを発揮できるそうです。

次に紹介するのは、どれも一般的には「不調のサイン」と捉えられていないと思いますが、こういった「微細な不調サイン」をキャッチすることが、絶不調に陥る事を避け、

また不調からの回復を早める事に繋がります。

①「なんだかイライラしている」

普段だったら何でもないような場面で感じる、ちょっとした「焦り」や「イライラ」。これは自分のメンタルに「ゆとり」がなくなってきている「不調のサイン」です。

②「なかなか決められない」

茶店やランチでお店に入ったとき、席についてすぐにメニューを決められるときと「どれにしようかな」と迷って決められないときというのがあります。

「決められない」というのは結局のところ直感力が鈍ってきているということです。

③「話を盛りたくなってしまう」

それほど強い意見があるわけでもないのに「口が勝手にしゃべっている」ような状態で話してしまっているケースです。

SNSをやっている人であれば、書かなくてもいい余計なことを、つい書いてしまうというのも不調のサインの現れだそうです。

特に事実をしっかりと検証し、証拠を確かめることなく、なんとなく自分の話を大きくしてしまう。いわゆる「話を盛る」ということをやってしまうというのは、典型的な不調のサインであり、いつもに比べて思考が浅く、十分に考えを巡らせていない証拠です。

人は常にベストパフォーマンスを出せるわけではありません。仕事をしていれば必ず好調のときもあれば、不調のときもあります。

ただ、自分の調子の良しあしをもう少し頻繁に感じ取ってチェックすることで、仕事のパフォーマンスをある程度、コントロールできるようになるそうです。

調子が悪いときには、ミスしやすい仕事や、ミスが大きな問題に結びつくような仕事を避けたり、重要な案件は睡眠を十分とって調子が戻ってきてから改めて判断する。

こうやって対策をとる事ができれば、常にある程度のパフォーマンスを維持することができます。

私たちの「不調」というのは、不調そのものというよりは、不調によって心が揺れ動き不安に襲われてしまうことにこそ、本質があります。

好不調の波というのは、ずっと下がり続けたり、上り続けたりするものではありません。

いくら調子が悪くても、腐らずに地道に頑張っていれば、必ず調子が上向いてくる時期がやってきます。

しかし「自分は仕事ができない人間なんじゃないか…」などという不安に飲み込まれてしまうと、せっかく上向きそうだった調子の波にブレーキをかけてしまうという事になるのです。

不調に陥ったとき、自分の心に生じた無用な不安をその都度、上手に払っていく。

これができると、調子の波にうまく乗っていく事ができるそうです!

 

他にも色々な考え方が分かりやすくのっているので、気になった方は見てみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも何かのお役にたてると嬉しいです。

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